■ [音楽][雑記] KOR

ここに書いていることは僕が勝手に思っていることであって、KORの総意ではない事をはじめに明記しておきます。

今年は「浮遊大陸」にKORとして「バトル２」を作りましたが、そのほかに主だった活動はしてきませんでした。その代わりと言っては何ですが、５月のM3にて鷹が「crow's claw」、RIO以下全員が参加して「浮遊大陸」を発表。そして冬コミでは鷹の「十七分割」と大臣の「sweet Avenue」が発売されます。また、来年は再びRIOを首班としたFF7アレンジアルバム「LIFE STREAM」が現時点で予定されています。冬コミで発売される２作品には、鷹の作品にはRIOが、大臣の作品には僕が関わっています。

傍から見ると、RIO-鷹というラインと、大臣ーAD794というラインが出来ているかのように見えます。でもそうじゃありません。たとえこの一年６人での活動がなかったとしても、やっぱりこの６人はKORなんですよ。好きな音楽も微妙に違うし、音楽に対するスタンスも微妙に違うし、住んでる場所も違うし、それぞれの萌えも違いますが(マテ)、この６人のうちの誰かと会う時は、妙な安心感というか、気兼ねのなさがあると思ってます。誰と誰の仲が悪いということはないです。みんな仲良しです。音楽をやってく上で、こういう仲間がいることは本当に心強いし、ありがたいことだと思ってます。

■ で、ここからが僕が勝手に思ってることの核心なんですが、KORは今６人です。でも、これは必ずしも６人でいなければならないわけじゃないと思うんです。例えば、Ruhe君というベーシストがいます。彼は僕にはない上手さを持っています。僕のベースには僕の味があり、それはRuhe君には絶対に出せないものですが、曲によっては僕のベースを合わせるよりも、Ruhe君の味を出した方がいい曲もあります。そういう時は、ベースは僕でなく、Ruhe君が担当すればいいと思うんです。そこで僕とRuhe君の優劣が生まれるとは考えてません。そうは思いません。最高の曲を生み出すために、よりその曲に合ったプレイヤーがプレイする。それで構わないんじゃないかと思います。少なくともベースにおいてはそう思っています。

核になるプロデューサーは必要です。今までのKORの活動ではRIOがその役割を担ってきました。彼の負担を考えると相当きついかもしれないですが、他に出来そうな人間はいません。

■ 個人的には、KORはひとつの「絆」だと思ってます。

■ [音楽] 上の考えは

プロデューサーを中心に、その曲にあったプレイヤーをチョイスして曲を作り上げるスタイルというのは、実は「STEELY DAN」の考え方をそのまま持ってきています。「STEELY DAN」については検索かければ死ぬほど出てくるかと思いますが、ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーという２人が中心になって、当代一のプレイヤーを惜しげもなく投入し、それぞれのベストテイクをつなぎ合わせるなんつー荒業を繰り広げながら、グラミーをとりまくったグループです。今、エリッククラプトンの後ろでドラムを叩いているスティーブ・ガットは、「AJA」の中のドラムプレイが認められて一気に花開いたし、ラリー・カールトンも何曲かギター弾いてます。

彼らのようには行かないでしょうけど、そういう感じの活動形態もまたアリなんじゃないかなぁと思います。手の空いてる人たちが自然に集まって最高の音楽を生み出していく場があったらいいよね。

■ [音楽] ちなみに僕の好みは

ドラマーはスティーブ・ガット。ベーシストはチャック・レイニー。テナーサックスはデヴィッド・サンボーン。アルトサックスはマイケル・ブレッカーです。ミーハーとか言うなっ。本当にすごい人たちじゃないか。

ギターはリー・リトナーとかも好きだけど、レイ・パーカーJr.のカッティングがすげぇいいと思います。