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審判委員長が家本主審同席で記者会見を開いて、「岩政のプレーが警告対象とすべきでなかった」というような報告(?)を行い、家本主審は期限を定めずJでの主審をはずれるそうです。(スポナビ・前後記事も参照)
で、この記事を見て思い出したのは、ゼロックス後に出たマガだかダイだかのに書かれていた、「これで今年のPKにおけるGKの飛び出しの基準がぶれていたら、曽ヶ端は生贄になってしまう」という要旨の記事。
そのコラム自体は「その通り」というべき素晴らしい文章だと思うし、全クラブのサポーターはPKについてはそういう視線を持っていて欲しいな、と思います。
でね、冒頭の記事の話に戻るんですが、ある意味家本主審も「生贄」にされてしまってる部分はあるなぁと思うのです。
僕は鹿サポなので、この前の試合の家本主審のジャッジには納得できない部分も多々あり、その前にも何度も煮え湯を飲まされている方なので、いまさら擁護を・・・なんていう気もないですが、なんとなく事の経過を見ていると、協会とか審判委員会が、家本主審を生贄として差し出すことによって、根本的な解決をしないまま済まそうとしてるような、トカゲのシッポ切りのような印象がぬぐえないのです。
ジェレミーウォーカーさんの「テレビの役割」(FC JAPAN内)でも触れられているように、日本では微妙な判定のプレイに対してリプレイが出ないことが多いです。そこにどんな背景があるのかはわかりませんが、サッカー少年がテレビの中で一流選手が見せるスーパープレーを真似してうまくなっていくように、微妙な判定のシーン(と、レフェリーのナイスジャッジの場面)を流して見てもらうことによって、サッカーを見る人・やる人のレベルが上がることもあると思います。
サッカー協会は、「ちゃんとサッカーファンの方を向いて仕事してます」と胸を張って言えるのかなぁ・・・。
とりあえず、作者名の読みは「ははきぎ ほうせい」です。この作品は14年前の作品。
西川美和監督とかが映画化したら、渋いいい作品になりそうだなぁという感じ。
作者の帚木さんは元TBSの人らしいので、なんとなく映像が浮かびやすいシーンは多いのもうなずける話ではあります。
話的には大きな盛り上がりがあるものではないんだけど、現場にいなければ出来ない院内の描写や、そこで生活する人々のきめ細やかな描写は読んでいて気持ちがいいです。
スルメ的なうまみがあるのでしょうか。読めば読むほど人物の味が染み出てきて、心に染みる本だと思います。
チュウさんが秀丸さんに向かって叫ぶシーンは、泣ける。