■ [読書] ３月の読書まとめ

3月の読書メーター
読んだ本の数：6冊
読んだページ数：2149ページ

サマー/タイム/トラベラー (1) ハヤカワ文庫 JA (745)
大きく風呂敷を広げて、期待感は十分。それを下巻でうまく畳めるかどうかは気になるけど、今のところ素直に楽しい。高校一年生の空気をうまく書けてるなぁと思った。時間ＳＦをたくさん読んでいればいるほど、楽しめるんだろうなぁ。私は殆ど読んでませんが。
読了日：03月31日 著者：新城 カズマ



凹村戦争(おうそんせんそう) (Jコレクション)
ゼロ年代ＳＦ傑作選つながりで読みました。よくわからないけど、印象にはすごく残る本だった。時間が経ってこの本を読んだことを忘れてしまっても、「凹村戦争」という言葉を聞いただけでとたんにこのビジュアルが思い出せるような。「舞台装置としてのセカイなんて、何の意味もないんだ」という読み方でいいのかな？　自信はない。
読了日：03月27日 著者：



天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)
小川一水恐るべし・・・。一巻目とは全く違う感じで話が進むので、この間から読み始めてもほとんど違和感はないと思う。未知の伝染病が地球を襲う話。全体的な感じは谷甲州の「パンドラ」に似てるけれども、１冊な分、内容も凝縮されていて、読んでいる最中こちらも思わず体が硬くなるような緊張感で読みました。天涯の砦でも感じたけど、変に希望を持たせない書き方がこの本ではプラスに出ていると思う。
読了日：03月25日 著者：小川 一水



ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)
元々は、秋山瑞人の「俺はミサイル」が読みたくて買ってきた本だけど、長谷敏司『地には豊穣』はグッと来た。素晴らしい。ＳＦで文化についてこうやってうまく絡めて書かれた本は初めてだったので衝撃。その他、秋山さんはもちろん面白く、そして物語としてもきれーいにまとまっていた。あと、「ぷにふご〜」の人が小説書いてたのは知らなかった。
読了日：03月18日 著者：S-Fマガジン編集部



巨人たちの星 (創元SF文庫 (663-3))
エンターテイメントとして、良く出来てるなぁと思いました。しかし、この巻のハント博士はザンベンドルフにそっくりですな。あと、あいかわらずダンチェッカーいい味出してます。
読了日：03月17日 著者：ジェイムズ・P・ホーガン



ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)
ストーリー性と理論的な話のバランスが、僕にはちょうどよくて素直に楽しかったです。ゾラックの性格設定が巧み。最後に希望が残っている、ポジティブな展開もよかったと思います。
読了日：03月02日 著者：ジェイムズ・P・ホーガン

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