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人の死なない推理小説。全体的に非常にマッタリした空気の中で話が進みます。僕はこの空気が好きなのです。でも人を選ぶかなぁ。
テンポが良い話ではないので、途中で飽きる人はいるかも。
個人的には推理小説というよりも青春小説のような感じで読んでます。
男子高校生2人と、二人がよく行く映画館のチケット売り場にいる年上女性の物語。イメージ的には「夏の庭」の高校生版という印象があります。
悲しいかな。クライマックスのシーンを僕は想像出来てしまったので、多少マイナスポイントはあるけれども、余裕があれば読んで損にはならないと思います。大崎 善生みたいな、行間を読んでいくタイプの書き方ではなくて、文章を読めば理解できるように表現されているのもいいなぁと。
だからと言って大崎善生がダメかというとそういうわけではないですが、個人的な好みとしてはこの人の書き方の方が好き。あくまでも読む分には、ですが。
これ、風景を撮るのがうまい監督を使って映画化したら見に行きたいです。映画になるような盛り上がりのある話ではないけどね。