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10月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1495ページ
花と火の帝(上) (講談社文庫)
久しぶりに再読。戦国時代の武将に目を向けた本は数多くあるけれども、禁裏を主な舞台にした小説はあまりないと思う。主人公が帝自身ではないので、禁裏以外への移動も自由で世界が広がっている反面、禁裏内部の動きについてはあまり物語性を持っていないのも確かだけど・・・。
読了日:10月30日 著者:隆 慶一郎
M8 (集英社文庫)
大きな大きな流れは小松左京の「日本沈没」に似ていたりするあたり、小松左京はすごいなぁと思ったりしました。この本で起きていることは、かなり幸運に恵まれた状況下なので、実際にはもっともっと酷いことになるのでしょう。「備えをしなければな」ということを強く意識させる点においては、非常に有用な本だと思います。
読了日:10月19日 著者:高嶋 哲夫
世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)
個人的にはダメのダメダメでした。この父親は、それまで繰り返してきた自分の妄想を、たった一つの絵本に書かれた神話だけですべてを断ち切ってしまう。もはや何がしたいのかまったくわかりませんでした。最初は「うわー、エグイ所までどんどん踏み込んでいくのにまだこんなに残りページあるぞ。どうなるんだ!」と思っていましたが、妄想オチ。ミステリとしては禁じ手だと思うのですが、出版社はこれを「既存のミステリを超える」と紹介しているのも、なんだか気に入りませんでした。作者は最終章を書いていて恥ずかしくなかったのかなぁ・・・。
読了日:10月05日 著者:歌野 晶午
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