Categories | WEB拍手 | mixi | いい曲 | かがみ劇場 | アニメ | ゲーム | サッカー | ネタ | マンガ | 映画 | 音楽 | 音楽イベント考 | 競馬 | 雑記 | 自分用 | 読書 | 妹
TH2Xをここの所やっていて、「どうもいまいち面白くないなぁ」と実は思っていたのですが、なんとなく理由がわかったような気がします。
簡単に言えば、主人公にどれだけ感情移入できるかの違いが、僕の場合面白いか面白くないかの判断基準として大きなウエイトを占めているみたいです。
大方の人がシナリオ面に関しては好意的な感想を上げている「クラナド」を比較対象にして比べてみることにします。
クラナドの主人公岡崎朋也(以下「朋也」)も、TH2Xの主人公河野貴明(以下「貴明」)も、どちらも学園生活の中でたくさんの女の子と出会い、一緒に日々を共有することで恋が芽生え、やがてエンディングを迎える構図にはかわりありません。
(厳密に言えばクラナドはその後も切り離せないシナリオが組まれていますが、ほとんどのキャラに関しては学園生活が主な舞台となるので今回は割愛)
ただ、シナリオが進むに連れて、自主的な行動が目立つようになる朋也に比べて、貴明の方は基本的には女の子の行動に振り回される日々が続きます。
貴明だって、その子への思いに自分自身が気づいてからは自主的な行動を起こして、見事にその子を射止めるのは同じなのですが、そこに至る過程の心情表現に説得力がないので、やっている方としては「あれ? 突然すぎるよ」という感じで、事実上置いていかれてしまう。
主人公の行動基盤となる人物の肉付けがどうにもぼやけてしまっているから、なぜ主人公がそういう行動を起こすのかが理解できない。そこら辺に違いがあるような気がします。
もっと簡単に言えば、人物設定が甘いということになるんでしょうが。
だからといってTH2Xがじゃあ駄作なのかというと、そういうわけではないと思います。CGの質はとても高いし、音楽もいいし(各音色の表現についてはもうちょっと凝ってほしかったけど)、キャラクターも魅力的だし。
ニーズに応えるという意味では、TH2Xの方がクラナドよりも女の子のキャラクターに関しては上回ってるのかもしれません。ステレオタイプっぽいキャラクター郡ではありますが、それが現在のニーズのど真ん中であることは間違いないわけで、キャラクターに関しては安心して見ていられる設定だったと思います。
楽しみ方としては、クラナドは朋也に素直に感情移入して、どっぷりと世界に入り込む。TH2Xは、貴明を操って、周りのかわいい女の子といちゃいちゃするのに萌えるのがいいのかな、と思います。
TH2Xは一人称のゲームではあるけれど、自分の中で三人称処理が出来れば、もっと言ってしまうならば、行動のたびに萌えさせてくれる女の子たちを眺めることができれば、コレはコレで楽しいゲームだよなぁと思うのです。
プレイ後の感想が、「てめぇ貴明。『俺の』このみになんて事してくれるんだ!!!」となればいい訳です(ぉ
Hello! Good Site! Thanks you! qsjjnqkizk